エルフの道標

エルフの道標

世界観

概要

エルフのまじないにより絶えず光が灯り続ける、と伝えられる道標。研究者によると、魔力に感応する《巨石》と同じ材質でできており、アインクラッドの大地に流れる魔力を吸い上げ、微量に放出することで明かりを灯しているらしい。 ただ《道標》としてはいるものの、記録があるだけでも数百年以上あり続けるそれが、本当のところいつ、どのような目的で設置されたものかは誰も知らない。故に人々は、その美しい碧光に魅せられたように、いつの世もその意味を話し続けた。 ある神学者は言った。「あれは創世の巫女神が人々を天上へといざなう道、アインクラッドの聖なる光である」と。 森を良く知る狩人は言った。「あれは獲物を呼び寄せる狩猟の道、狩りをよくするエルフの、罠の光である」と。 長く生きた長老は言った。「あれはエルフの技を借りた先人たちの知恵の道、森で迷わぬように敷いた導きの光である」と。 世界を見てきた旅人は言った。「あれに意味を求めるな。そも、世のすべてに意味を見出そうとすることが無意味である」と。 最後の言葉に、人々は眉を吊り上げ怒気を向けると、旅人は慌てたように目深にかぶったフードをさらに深くし、 「だって、なんとなく作ったの並べてみたら綺麗で……そこをたくさんの人間が歩くから勝手に《道》っぽく……」 そう呟いて去った。 フードの奥に垣間見えた旅人の耳は、妙に長かったという。

ステータス

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エルフの道標 1

情報

著者成田真理
カテゴリー世界観
更新日2026/6/20

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